お正月体験イベント

2012/12/23 mito

作家の未斗です。

以前Facebookでは少し告知をさせていただいたのですが

お正月に参加するイベントを紹介します。

 

ホテル名を使用してのビジネスに繋がる行為が禁止という事で、場所は

ホテル御三家の一つとさせていただきます。

 

2013年1月1日、2日、3日の3日間

「七宝焼体験」を行います。

私、植木未斗は講師を務めます。

時間は 10:00~21:00です。

内容は1000円と3000円のペンダント体験です。

 

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こちらが1000円の「フクロウ」。

 

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こちらが3000円の「シズク」。

 

形、デザインは決まってしまっていますがユウヤクを盛る、

ご希望の方には焼成もしていただけます。

 

特に「フクロウ」についてはお値段が破格。

ペンダントとしてもお安いですし、体験教材としてもとってもお得!

七宝焼に興味が無い方にも「かわいいものができた!」と喜んでいただける素材です。

横でしっかりサポートしますので、初めての方でも楽しく体験していただけるとおもいます。

 

 

詳細は公の場に記すことができませんので、ご希望の方には個人的にお伝えします。

こちらのアドレス迄ご連絡くださいませ。

 

contact@side-way.net

 

是非お待ちしてます!

 

 

さてさて話は変わりまして、、、

 

年に何回かあるのです。

 

大っきい閃き!

 

小さな、

こんなもの作りたい。こういうのあったらいいな。

というのは「ひらめく」というよりもっと身近に日常的に意識してるのですがここ4年間くらいは1年に2回、多くても3回ほどなんというかこう

ビックウェーブ!!!!

みたいなのが訪れます。

 

今回は電車の中でなんとなくその気配をムズムズと感じたのですが

それは帰宅して湯船の中で確信に変わり、そうなるともう感動しちゃってお風呂の中で大きな声をあげちゃいそうなくらいです。

 

 

デザインや制作に関して最近は「こだわらないことがこだわり」をモットーにしているのですが

それでもどうしても自分の「お気に入り」ができてしまい、ここに落ち着かせると安心。とかいうおもしろ味の欠けることをときどきしてしまいます。

スタイルっていうのは人の評価によって決まるもので、自らそこに落ち着かせにいくものではないのではないか。結果論であるべき。

自由でありたいと、自分を裏切り続けたいと常に望んでいますが、まだまだです。

 

根本的な私の物作りのルーツは書道家である両親です。

正直影響受けまくっています。

これはもう動かしようのない事実。幼い頃からずっと触れているのですからそれが自然です。

たとえば

モノトーンの世界、本体よりも大事な場合もある余白の取り方、瞬間で行われる判断の重要さやおもしろさ、取り返しのつかない一発勝負

 

なーんていうのがしっかりと根をはっているのです。

刷り込み刷り込みです。

それがあるからこそ自分の作品に

「七宝焼らしくない」

という評価をいただくことが多く、

ベースが別にあるといいますか、考え方に少し融通が利きやすいといいますか。

 

現在は、そこにどんどん、七宝焼をはじめてからの新しい感覚が積み重なって来てる状態だとおもうのですが

どうしても基盤である「渋い物好き」に引きずられたデザインが客観的に観た私のつくるものの特徴。

きっと現時点での「スタイル」。

原色を使っても、なんか渋い。

よくも悪くもそうなりがち。

 

さて今回やってきた「大っきい閃き」。

その源は、最近「帯留」制作を通して興味を持った着物から始まり、どんなものが自分の好みかいろいろと調べているうちに

「大正ロマン」という大正時代を象徴する大胆な配色だったり柄と柄を合わせちゃうような着こなしだったりに出会ったことです。

それからここ半年くらいの間、図書館で調べたり本を買ったりなんて想いをはせていたら、、、です。

デザインに役に立つから勉強しよう!などと想う訳でもなく単純に興味をもつという点がミソな気がします。

自分の中で一度飲み込んだそれらがぶわーっと全部七宝焼に変換されてなだれ込んできました。

これはアレルギーのようなものかもしれません。

自覚症状無くアレルギー源を摂取し続け、収める器が満タンになったら発症する。

一度発症してしまったら基本的には一生つきあっていくしかなく、それに近づくたびに反応する。そんなかんじ。

こんなにも色、柄に恋いこがれたのははじめて。今後の作品に良い感じであらわれるといいな。

 

今はまだ頭の中だけ。

 

これを形にできるかどうか、どっきどきのわくわくで今夜はなかなか寝付けそうにありません。

 

 

 

いよいよ2012年もそろそろ終わりが見えて来て、

あっという間に流れさってしまいそう。

それでも、毎日実感しながら過ごしていきたいものですね。