ライバルはエビフライ

2013/02/09 

はい、こんにちは。soutaです。
最近少しずつ、寒い日と暖かい日が交互に訪れるようになりましたね。
春の気配がプンプンしてきて、ウキウキな今日この頃です。
巷では、インフルエンザが荒ぶりだし、さらには早くも花粉が本能の赴くままに
飛び散りだし、と大変過酷な事になっているようです。
皆様におかれましても。年度末の忙しい時期と重なりますので、
自身はもちろん、自分の身を守る為にも、周りの人間の体調管理にも目を光らせる事を
おススメします。
例えば、
隣の席の同僚が咳をしたら、
「風邪?ねえ風邪なの?もしかして風邪ひいちゃった?大丈夫?大丈夫なの?ねえ大丈夫?」
と矢継ぎ早に質問攻めです。
まず、暗に風邪を警戒している事を伝えます。
※露骨過ぎって意見もあるでしょう。「暗ってゆーか明じゃないか」と。
でもね、社内で全力でウイルスを撒き散らす輩にはこれくらいじゃないと効き目がありません。
次に、親身になってフォローです。
「今年の風邪は目が痛くなるんだってよ。あと関節。それに気分も悪くなるし、熱も出るみたい。」
「こじらせると大変だし、無理しない方がいいよ。」
と、風邪の症状全般を網羅し、かつトレンドを押さえつつの、レッテル張りです。
あなたは風邪をひいている→だから身体の調子が良くない→なんだか気分もすぐれない→
無理しない方がいいのかな?→今日は早退しよう。
はい。完成。簡単ですね。
これで体調の優れなくて、仕事の捗らない同僚をスマートにパージできます。
こんな風に書くととってもダーティな感じですけど、
調子の優れない本人にとっても、最終的には周りに気を使って早退する訳ですから
その片棒を担いであげれるし(気まずさの軽減)、
スマートパージ成功者のあなたは、体調不良の本人に感謝され、周りの同僚からも感謝され、
おまけに自己満足にも浸れます。 一石三エビフライくらいの価値はあります。
最後に締めくくりとして、早退した同僚の分の仕事は責任もって片付ける事です。
そして、翌朝チームの誰よりも早く出社します。
これで完璧。どうです、客観的にみたら最高でしょこいつ。
・周りに気を配れる気づかい力
・自分の意思を通す強さも兼ね備える
・フォローを無難にこなす仕事力
・翌朝一番に出社する無尽蔵なスタミナ
僕が上司ならこのタイプの部下は近くに置きたいですよ。
以上が、僕の頭の中で頻出する思考パターンです。
 なぜこんな話をしたかと言うと、弊社取締役yohei曰く、
「社長は人を操ろうとする感がゴイスーだよね。良い意味でも悪い意味でも。」
と言われたので、僕自身の思考回路を文字にしてみました。
確かにこうしてみると・・・あんまりねぇ。
まぁ褒められた感じではないよね。
あ、ちなみに、この話嘘ですよ。真に受けないで下さいね。
さて、閑話休題。
ここからが本題です。
たまには、経営者らしくビジネスの話でもしますか。
ってそんな事より、タイトル何だよ、ですよね。超今更だけど。
まさかのカキフライ視点での記事も前衛的で捨てがたいし、
少し渋めに、アジフライ的考察てのもアリかもしれません。
そんな冗談はさて置き、
最初に説明すると、宇多田ヒカルさんの曲、「ぼくはくま」
の一節にこんな歌詞があります。
「ぼくはくま くま くま くま
車じゃないよ くま くま くま
歩けないけど踊れるよ
喋れないけど歌えるよ
ぼくはくま くま くま くま
ぼくはくま くま くま くま
けんかはやだよ くま くま くま
ライバルはエビフライだよ
ゼンセはきっとチョコレート
ぼくはくま くま くま くま
Bonjour! Je’mappiie kuma
comment ca va?」
完全にくま目線ですよねこれ。正確にはくまのぬいぐるみなのかな?
3歳くらいの女の子が大切にしている、くまのぬいぐるみなんでしょう。きっと。
仮に名前は熊三郎としましょう。
普段は何をする時も女の子と一緒の熊三郎。
でも夕飯がエビフライの時だけは、熊三郎そっちのけで、エビフライマッシグラ。
その背中を涙目で見送る熊三郎。切ない切ない熊三郎。
でも俺は負けないぜ!!once again!
的な心境を歌っていると、勝手に解釈します。
この歌詞から何を学ぶのか。この着眼点こそが出世の分岐点ですよ。
くまのぬいぐるみとエビフライ。一見接点の無い組み合わせに見えます。
ですが視点を変えて、女の子と過ごす時間。という観点からみると、限られたリソースを奪い合うライバルなんですね。
毎食夕飯がエビフライで、女の子がさらにエビフライにぞっこんになり、エビフライのぬいぐるみをパパにプレゼントされたら。
どうですか?熊三郎危うしですよね。
これはビジネスにも通じます。 自社商品との横並びで比較できる物だけがライバルではないのです。 お客様の限りある時間とお金。大げさに言え ば、その投資対象全てがライバルです。 その中でいかに抜きん出るか。いかにお客様の願望を満たせるか。広い視野での経営戦略が必須です。
久しぶりの更新で終わり方がスッキリ決まらないでこのへんで。
ではまた。