鞍(くら)のオーダー

2014/11/03 mito

なんだか不思議なお天気の本日。

三連休の最終日、文化の日でしたね。

 

基本的に休日と仕事の境目が曖昧な生活をしているので感覚的には鈍いのですが

世間がお休みの日は空気がのんびりとしていていいです。

こわい顔で歩いている人も少ないようにおもいます。

 

本日は久しぶりに早朝からの活動で、畑へ野菜を収穫しにいきました。

調布のギャラリーの近くに、父が小さな畑を借りていろいろ育てています。

 

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今日は父がずっと自分の畑を自慢したかった相手、ドイツの友人と一緒に。

他にも趣味で栽培しているおじさまがたが皆さん親切にしてくれて、

なす、だいこん、ラディッシュ、万能ネギ、サニーレタス、ブロッコリーなどなど沢山穫らせてくれました。

 

久々の早朝から元気に活動。気持ちがいい!!

 

収穫した野菜で早速わたわたとお昼ご飯を作って食べたあとは

久々にお世話になっているお客様とギャラリーで少しゆっくりとお話をし、

その後は世田谷代田へ。

 

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材料屋さんでは売っていない幅の”鞍”をステンレス板を持ち込んで、作っていただきました。

 

「鞍(くら)」と聞いてまず浮かぶのは、馬具の一種。

乗馬の鞍は人が馬の上に乗る為の道具ですが、七宝焼での鞍は焼く際になるべく接地面を少なくする為の道具です。

 

そして完成したのがこちら。

 

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パーフェクト!!

 

ありがたいです。

これで今迄よりもミスがすくなく、小さなものが焼けるようになります。

世田谷代田の「空間工場」さんです。

ただいま調整中とのことですが、今後はオープンスペースとして工具などの貸し出しも考えていらっしゃるようです。

いつもいろいろと相談に乗っていただいています。

 

室内にはオーナーの児玉さんが制作した素敵なモビールやオブジェの縮小版が飾られていて

とても楽しい。

 

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道具は本当に本当に大切。

この鞍がなければ、七宝焼の平面(帯留めやアクセサリー全般も)は制作できないのです。

 

 

日にちが近づいてまいりましたきものサローネの準備も、これでさらに捗ることでしょう。

 

 

最後に、畑脇にいたフェンス越しの猫さん。

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カリカリが置いてあったの餌付けされているのでしょうね。

触らせてもらえなかったけど、かわいかった。

 

新しい鞍を出迎えて、今夜も制作が捗ります。

寒い夜は窯を炊いて暖をとるに限ります。