先日、椎名林檎さんのライブに行ってきました。
同じ午年で今年年女である林檎さんは、私の12歳上なので36歳。
私が小学生の頃から活躍していらっしゃいますが、テレビの音楽番組で見てすごく惹かれていたのにもかかわらず
当時はかなり衝撃的だった白衣姿で歌う「本能」のプロモーションビデオを
母が「私好きじゃないわこういうの。」
といった一言をきっかけに、惹かれていた想いをそっと封印しました。
小学生の頃の私は、「学校」と「家族」が人生のすべてで、その中から自分がずれる事を恐れていたとおもいます。
小学校高学年の頃から中学にかけて、両親もただの人である。
私の両親である前に、ただの男と女である。
私も彼らの子供だけれど、個体でもある、ということに気づき
自分の事を主張できるようになった気がします。
その頃から自分の好きな事、そうじゃないことにきちんと向かい合いたいと感じるようになりました。
そんな昔から大好きな林檎さん!
しかしライブは初参戦でした。
本当に好きな物、事、人に関して「リアル」を知るのはとても怖いのです。
大好きな小説の作家さんの顔はできれば知りたくない、、などということがとても多いので
自分の理想を押し付けたいのでしょう。
しかし今回のライブタイトルは「年女の逆襲」
次の午年はまた12年後、、、と考えると、行くしかない!
さいたまスーパーアリーナの、1階スタンド席でまさかのステージ真横。
近いは近いがずっと横顔だなーと思っていたら、林檎さんはそう、
ステージ上でほぼ動かずいつも身体をひねっているのです!
顔はもちろん正面を向いていますが、
身体はちょうど私の方を向いてくれていました。
ライブはもちろん最高でした。
行ってよかった本当に。映像で見ているイメージよりずっと細くて小柄。
衣裳替えも多く、能動的三分間という曲の衣裳は私が着ていっていたビビットなオレンジのセータとほぼ同色で
地味に嬉しかったのでした。
ちょうどそのオレンジの衣装がニュースサイトに載っていました。
コチラをご覧ください。(日刊スポーツのサイトに飛びます。)
今回のライブは洋装のみでしたが、林檎さんは着物もよくまとわれるので
私が着物好きになったのは彼女の影響もあるのかもしれません。
帯留めをつけているところは見た事が無いので、
いつか、、、いつか私の作った物をつけていただけたら!
という夢を抱きつつ
七宝焼きと同じように、これからもずっと好きなんだろうなと思います。
本日発表されたVOGUE JAPAN Women of the Year にも選ばれておりましたが
紫の色無地が最高にかっこいいですね。
こちらのコーディネート一式はkimitoのお取り扱い店様でもある
”衣裳らくや”さんが揃えたものだそうです。
コチラのブログの最後にも、椎名林檎さんについて書かれています。
明日からは冬が本気を出してくるとのことなので、
皆様どうぞ暖かくしてお過ごしください。