kimitoの作家、植木が新たに手掛ける七宝焼のジュエリーブランド”cashico”のご紹介です。
【ファータのツメ “Unghie di fata”】
数年前、イタリアの小さな本屋さんで出会った本「Fata」。
愛らしい妖精の表紙に興味をひかれてページを開くと、
そこに広がるのは決して “かわいい” とは言えないどこか怪しげな存在。
妖精といえばティンカーベルのイメージが強かった私にとって
この怪しい妖精たちはとても興味深く、魅力的に映りました。
日本人にとっての妖怪と似たような存在なのかもしれません。
そんな美しくも怪しい妖精のイラストたちに魅せられて生まれたのがこのシリーズ、ファータのツメ。
イラストでは細かくは描かれていない彼らのツメは、きっと甘く美しくも鋭いにちがいない。
ネックレス・リング・帯留でおつくりしました。
じゅわっとにじみ出てきたようなピンク色は、銅のオレンジと白い釉薬が混ざったどこかなつかしさを感じる色。
きれいに生けられた花ではなく、野に咲き生きる草花をイメージして金彩でひとつひとつ描きました。
七宝部分は銅版にガラス質の釉薬。
金属部分はシルバーに18金コーティングをほどこしています。
このシリーズが生まれるきっかけとなった妖精の本は、
11月3日からスタートする自由が丘のイベントで展示いたしますのでぜひご覧ください。
合同展示即売会 “Ephemeral Polyphony”
11月3日(木祝)・4日(金)・5日(土)・6日(日
11:00 – 18:00
(3日は12時から・6日は17時迄)
〒152-0035
東京都目黒区自由が丘1-23-15
Gallery CASATANA(カーサタナ)