冬と春がいったりきたり。
そんな季節の変わり目は、コーディネートも悩ましい。
もともとモノトーンが好きなので、グレーは好きな色です。
明るく照らす白い雪ではなく、すべてを飲み込む黒い闇でもなく、
間の色。灰の色。
私の記憶の中にある「灰」と同じ色だと、この釉薬に出会ったときに感じました。
例えば「空色」の「空」がどんな色なのか、人によって思い浮かべる色が違うように
思い浮かべる灰もことなるはず。
何が燃え尽きた後に残ったものなのか。
この灰色は緑がかったお色で、暗いだけでなくどことなく優しく
温かみがあります。
その上に散らした控えめな金箔で、上品な仕上がりになりました。
母の着物に母の帯。
スカーフを代用した帯揚げに、リサイクルで購入した帯締め。
特によく考えず、自分にとって心地よい色合わせをしたら
結果的には着物に入っている色と同じ色使い。
やはり色少なめのコーディネートが好みなようです。
いただいた着物や見慣れた帯も、小物で新鮮な空気を取り込むことができます。
帯留は小さい面積でも大きな役割を果たしてくれます♪
その他の箔シリーズアイテムもぜひご覧くださいませ。
【NEXT EVENT】
2017年4月28日(金) – 30日(日)
11:00 – 18:00
目白の古民家ギャラリー ゆうど
東京都新宿区下落合3-20-21
JR目白駅より徒歩約7分