昨日、5月1日からスタートする展示会への搬入飾り付け、そしてお店とご近所での撮影をしてきました。
会期などの詳細は
http://www.kimito.info/blog/830.html
コチラをご覧ください。
飾り付け後のお店はこんな感じ。
お店の雰囲気といい具合に馴染み、素敵な空間になりました。
最近七宝焼制作に意識を集中させていたので、両親の書をじっくりと見るのは久しぶり。改めて素晴らしいなと感じました。
親としてや人としてはいろいろな面を見すぎているので手放しに「尊敬している」とは言えませんが、作家としてはものすんごく尊敬しています。
特に私が好きなのは、作品の制作現場。
彼らの筆の運び、呼吸、真剣勝負な空気の密度。
瞬間で生み出される筆の置き場は確実に定位置。
ずっと眺めていたい二人の姿です。
もちろん七宝焼同様に正解なんて無い世界だけど、明らかに正しいのです。
それもただ単純な「美しい」だけでなく、私も日々の制作で心がけている事ですが「個性のある美しさ」なのです。
気持ちのいい形ってあると思うのですが、あえてそこを少し外しているように感じます。
完璧な美しいをしっているからこそ、あえて外す事も出来る。
そこがクセになる。長いあいだ飾っていても飽きない。
人間の姿形でも同じでしょうか。愛すべき不格好ですね。
こちらの作品はマリンバ奏者のかたに頼まれて制作したそう。
「書の作品から連想させて曲を作りたい」と頼まれたようです。
かなり大きいです。漢字はもともと絵から生まれていますから(ひらがなカタカタも、もとが漢字ですしね)象形文字は絵のように見えます。
私も3歳から書を学んでいましたが最近は文で使用する以外はあまり使わなくなってしまっていました。しっかりと勉強し直すべきですね。
さて飾り付けと平行して進めていた撮影。
今回は母の友人のプロの着付けの先生にいらしていただけました。
私も一人で着られるようになったものの、写真に残るとなるとまだまだコワイ。
そして今回初めてその方にWebsiteを見ていただいたのですが、kimitoの帯留そのものも、着物のコーディネートも含め誉めていただき安心しました。
私は着物歴、知識共にまだまだ浅く「昔は日常着だったのだから自由で良いよね!」とは思っているものの、多少の不安がありましたのでありがたいお言葉でした。
この日も私の帯留を着けて来てくださっていて感激でした。が、昔の作品だったのでなんだか恥ずかしくて凝視できない自分がいました。
くろむぎの店内をお借りしたり、近所のお寺だったりで人物と物撮りをしました。
暑いくらいに強い日差しで、夏用の撮影にはもってこいのお天気でした。
緑も青々。緑なのにあおですね。日本語っていいな。
くろむぎさんの外観もどうぞ。
父の手彫りの看板を撮り忘れた。。。
今回撮影した写真を使用して、Websiteを夏仕様にプチリニューアルします。
5月中を目標に準備中ですのでお楽しみに。
おまけ
代表とカメラマンのVitalyがそば打ち体験をさせてもらっていました。
マスターから指導を受けるふたり。
お昼はふたりの打った打ち立てお蕎麦と、くろむぎマスターの10割蕎麦をお腹いっぱいいただきました。というか終始美味しいお菓子や飲み物をいただいていました。温かいくろむぎさんのマスターと奥さんに、1日中お世話になった一日でした。
展示会期間中、私の家からは少し距離が有るため会場に毎日は居られませんが
優しいくろむぎのマスターと奥様がいらっしゃいますのでお気軽にお越し下さい。
お待ちしています!